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2025.10.02
2025.10.14
設備・機器の地震対策に!両面接着固定法の耐震固定具をご紹介!

工場やオフィスにおける設備や機器の地震対策、その固定方法に課題を感じていませんか?
特に、製造現場では生産ラインの停止が許されないため、地震対策の重要性は増しています。
従来、設備の固定にはアンカーボルトが広く使われてきましたが、近年では新たな選択肢として「両面接着固定法」への切り替えが進んでいます。
なぜ今、両面接着固定法なのか?

2022年4月の大気汚染防止法改正により、アスベストの有無にかかわらず、全ての解体・改修工事において事前調査結果の報告が義務化されました。天井や壁、床に工具を使って穴を開ける作業(アンカーボルト固定など)は、この法律が適用される「工事」に該当します。
そのため、設備固定のためにアンカーボルトを打つ場合、事前調査報告書の提出が必須となり、手間と時間がかかっていました 。
こうした課題を根本的に解決するのが、両面接着固定法「LINTEC21」です 。
従来の課題
- 事前調査報告の義務化: アンカーボルト固定は「工事」に該当するため、厚生労働省への事前報告が義務付けられている 。
- 作業時間の制約: 騒音や振動が発生するため、就業時間外の作業が必要となることが多い 。
- 専門作業者の依存: 専門の技術者による作業が必要となり、人件費やスケジュール調整に課題があった 。
- 躯体への損傷: アンカーボルトを打ち込む際に、床や躯体を破壊するため、建物の性能維持に懸念があった 。
- 安全性と環境リスク: 穴あけ作業中に粉塵が飛散し、切削油が地下に浸透する可能性があった 。また、ボルトの突起が危険を伴うこともあった 。
両面接着固定法の耐震固定具による課題解決

そこで今回ご紹介させて頂くのが、㈱リンテック21社の両面接着固定法の耐震固定具です。床に穴を開けずに機器を固定するため、多くの課題を解決します。
1. 法規制の回避とコスト削減
両面接着固定法は、床を破壊しないため、法的な「工事」には該当せず、
厚生労働省への事前調査報告義務がありません。これにより、煩雑な手続きや作業時間指定が不要となり、大幅なコストと工数削減が可能です。
実際にアンカーボルト固定から両面接着固定への切り替えが増加しています 13。
2. 施工の安全性と効率性
騒音や振動がなく、就業時間内の作業が可能です 。また、特別な技術や資格は不要で、
一般作業者でも安全に施工できるため、人員確保やスケジューリングの課題も解消されます
3. 機器と床の保護
非破壊での固定のため、床や建物の躯体を傷つけることがありません 。
機器の取り外し後も床の強度は維持され、原状回復も容易です 。
ボルトの突起物も無くなり、床下への浸透や地下汚染のリスクも回避できます
導入実績と技術仕様

同製品は、その安全性と効率性から、すでに多くの企業で採用されています
- 工場設備の地震対策
- 大手自動車メーカーの電子工場
- 大手電気メーカー
- 大手製薬メーカーなど
技術仕様
- 固定方式: 両面接着固定法
- 特許: 出願中
地震対策における設備固定のお悩みは羽根田商会へお任せください
「アンカーボルトの事前報告が面倒」「作業時間を短縮したい」「大切な床に穴を開けたくない」など、設備固定に関するお困りごとがございましたら、羽根田商会までお気軽にご相談ください。
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