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2023.12.01

2023.12.04

設備保全/メンテナンス
設備保全/メンテナンス

工事不要!切削工具監視AIのご紹介

近年、様々な場所で「AI」という言葉を聞く機会が増えております。AIとは「人工知能:Artificial Intelligence」の略で人工的に作られた知能を持つシステムのことを指します。工場内にもAIを活用した様々な製品の導入が進んでおりますが切削工具の監視をAIで実施するシステムはご存知でしょうか?

マザーマシンと呼ばれる工作機械等で使用する切削工具は、製造業においては無くてはならない製品です。

AIを活用して、切削加工の詳細に管理することで工具が破損する前に保守メンテをするなど効率的な工場稼働が可能となります。

今回は、MAZINが提供する切削工具監視AIをご紹介させていただきます。

切削工具監視AIとは?

加工時の電流値を計測し、AIが解析をすることで工具の異常や摩耗度を把握して、推定するシステムのことです。

独自のアルゴリズムを用いて推定を行うため、微細な移乗も高精度に検知することが可能です。

このような方におすすめ

切削工具でこのようなお悩みをお持ちの方はおられませんでしょうか?

  • チッピングなどの微細な工具の異常に気づけずに不良品が発生してしまう。
  • 工具費用が高いため工具寿命の延長によるコストダウンを実施したいが工具の使用状況を定量評価できない。
  • 異常が発生した際に、原因がわからず全数検査を行い工数がかかってしまっている。
  • 夜間無人に無人稼働を実施したいが、不良品のリスクが気になり実現できない。
  • 工具の使用状況、摩耗の推定が困難で、適切な交換頻度がわからずに工具を最大限有効活用できていない。

⇒このようなお悩みを、「切削工具監視AI」で解決することが可能です!

切削工具監視AIの機能

  • 工具の異常検知
  • 工具摩耗値の推定
  • 工具の状態を記録

切削工具監視AIの仕組み

【STEP1】
加工時のモーターに流れる電流値を計測
工作機械の制御盤内に外付け可能なクランプ式電流センサを設置し、モーターに流れる電流を計測。

【STEP2】
特徴量を抽出
モーターに流れる電流データをMAZINの独自アルゴリズムで解析し、電流データから工具の異常や摩耗が反映された特徴量を抽出します。

【STEP3】
異常の有無や摩耗値の推定
特徴量をもとに、工具の異常有無や摩耗値の推定を実施します。
異常が発生したタイミングでAIがユーザーに知らせると同時に必要に応じて機械の自動制御も行います。モーターから取得した電流値のデータをもとに解析を行うため工具の摩耗値も数値で表示されるため目視ではわからないような微細な変化も逃さずに検出いたします。

切削工具監視AIの特長

汎用性の高い適応範囲

対象機器にメーカーや型式の制限がないため、全ての工作機械・切削工具に使用が可能。工場でお使いの機器に併せて汎用性高く導入することが出来ます。

導入負荷が低く簡単導入が可能

電流を検出するCT(電流センサー)を後付けするだけで導入ができるため簡単に導入できます。細かい設定などは不要であるため、設置したその日からすぐにデータを取得して解析を開始できます。

簡単な運用

取得したデータをAIが自動で解析を行うため、データ取得後の詳細な分析や解析が不要で、作業者に負荷がかかりません。

高い異常検知制度

取得したデータをもとに解析を行うため、閾値の設定による精度のずれなどが発生しません。確かな数値に基づく解析で高精度にAIが異常を検知することが可能です。

切削工具監視AIの導入なら羽根田商会にお任せ!

様々な業種・業態のお客様向けに工作機械からFA機器、加工部品等をお納めしている当社は、日頃からお客様の困りごとに真摯に向き合い課題解決のノウハウを蓄積しております。

工作機械から加工部品まで幅広く対応していることで、今回ご紹介させて頂いた切削工具に関しても豊富な納入実績がございます。

システムの導入から、導入後のシステム運用、万が一の保守品の購入まで一気通貫で対応させていただきます。

切削工具監視AIにご興味をお持ちのお客様がおられましたら、お気軽にご相談ください。

>>お問合せはこちら!

 

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