工業炉の耐熱ジャケットでカーボンニュートラルを実現!
サービス範囲 | 打ち合わせ→ヒアリング→見積→検討・受注→施工前温度調査→施工後温度調査→レポート報告 |
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施工内容 | 機器採寸、ジャケット製作、運搬、取り付け |
内容
近年、製造業の現場でも「脱炭素」や「カーボンニュートラル」という言葉を聞く機会が増えているのではないでしょうか。
持続可能な、環境に優しい経営の為に上記のキーワードを活用することが多いですが、エネルギー効率の改善という観点でも非常にメリットのあるキーワードです。
今回は、工業炉への耐熱ジャケット導入の事例をご紹介いたします。
耐熱ジャケット「えこきーぱー」とは?
工業炉や機器用の着脱可能な高耐熱ジャケットです。
輻射熱で炉の周辺が高熱となり、工場全体の温度の上昇に繋がってしまうので空調の効きが悪くなり電気代がかさんでしまいます。
耐熱ジャケットは保温材と外装材を一体化し、機器からの放熱を防ぎます。
機器に合わせた形で製作するので、高密着。ジャケット内で熱を跳ね戻すので外に通しにくくします。
【Before】
工業炉を使用されている自動車部品メーカーのカーボンニュートラルに取り組んでおられる担当者様から、カーボンニュートラルへの対策機器のご相談を頂き、えこきーぱーを紹介いたしました。
≪導入実績のある業界≫
自動車、食品、ガス機器製造、、、
幅広い業界への豊富な実績のある製品であるため安心して検討して頂くことが出来ました。
≪具体的な対象設備≫
・アルミ溶解保持炉
・射出成形機
・ボイラー
・レトルト殺菌炉
・リフロー炉
・材料乾燥炉
工業炉はエネルギー消費量が大きいだけではなく、工場の労働環境に与える影響も大きいため、脱炭素・カーボンニュートラルに加えて、労働環境の改善にも効果がございます。
【After】
当社の営業にてお客様の困り事や、対象の工業炉の仕様や寸法のヒアリングを実施。
メーカー様と連携して、溶解保持炉向けに加圧アルミの耐熱ジャケットを2パターン提出し、検討頂きました。
【仕様A】
内外装:ハーフシリカクロス(500℃対応)充填剤:ホワイトグラスウール20t
【仕様B】
内外装:高性能シリコンガラスクロス(300℃対応)充填剤:ホワイトグラスウール20t
加えて、年間削減放熱量の試算表を提出し、導入後のシミュレーションを具体的に実施頂くことで、スムーズに社内検討を進めて頂けるサポートを実施いたしました。
〇年間削減放熱量のシミュレーション
燃料削減量(㎥/年):12,452
燃料削減費(円/年):768,278
CO2削減量(t-CO2/年):26.86
シミュレーションデータを参考に社内で検討を進めて頂き、耐熱ジャケットをご発注頂くことが出来ました。
製作、取り付けを実施・施工前後のサーモグラフィでの温度を比較した報告書まで提出させていただきました。
【導入効果】
- エネルギーコストの低減
- Co2の削減量の見える化
- 労働環境の改善
本事例のように、工場内の脱炭素の推進、カーボンニュートラルの検討でお困りごとをお抱えのお客様はおられませんでしょうか。
当社であれば、豊富な協力先との密な連携によりお客様に最適な機器の提案が可能です。
また、状況に応じて検討を進めて頂くためのシュミレーションやサポートも実施いたします。
カーボンニュートラル、脱炭素に関するお困り事も、羽根田商会にご相談ください!