1000Nmクラスの高トルク締付ツールのエアレス化による改善
サービス範囲 | 引合⇒現地調査⇒実機トライ⇒見積もり⇒発注⇒治具製作⇒納品 |
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施工分類 | 締付作業の電動化 |
内容
自動車メーカー等の製造業の現場において、締付ツールを活用した締付作業は数多く存在します。中でも、1000Nmクラスの高トルク部位の締付に関してはエアを動力源としたツールを使用されているお客様が多いのではないでしょうか。
今回は、バッテリー式の締付ツールを用いた高トルク締付ツールのエアレス化を実現した実績をご紹介いたします。
【Before】
従来からお取引のあるお客様から、1000Nmクラスの高トルク部位の締付作業についてご相談がありました。
エアを動力源としたツールを使用しているが、下記の課題があるとのことでした。
【課題】
- エアホースによる取り回し性の悪さ
- エア流量変動による締付制度のバラツキ
- 作業履歴のトレーサビリティの管理ができない
近年、エネルギーコストの増大や、脱炭素・省エネの観点から工場内のエア使用量の見直しや、効率化を検討する動きがございます。
エアはエア効率の維持が難しく、効率的にエア流量を使用する難易度が高いため無駄が生じてしまうお客様も多くございます。
【After】
当社の営業にてお客様の困り事や、工場内でのツールの使用状況、現状の機種等をヒアリングさせていただきました。
締付ツールの豊富な実績を持つ当社であれば、お客様の要望に対して最適な機器のご提案が可能です。
今回は、エネルギー効率の改善、トレーサビリティの取得の観点からお客様の課題に対して、高トルク型バッテリーナットランナーをご提案させていただきました。
ナットランナーに関しても複数メーカーの取り扱いがございますので、お客様にお困りごとに対して機種に縛られることなく、最適な提案が可能です。
電動ツールの特徴を活かして、複数のワークに対してもナットランナーの設定を変える事で1台で対応できるようになり、作業効率も向上したとのお声を頂いております。
また、WiFiでトレーサビリティの情報を出力して保存ができるため、万が一不具合が発生した場合も早急に対応ができ、安心です。
【導入効果】
- 作業性、取り回し性の向上
- エア流量変動による精度、バラツキの低減
- 作業情報のトレーサビリティ化による信頼性の向上
本事例のように、1000Nmクラスの高トルク帯の締付作業でお困りごとをお抱えのお客様はおられませんでしょうか。
当社であれば、お客様に最適な機器の提案のみならず、実機トライや治具の製作まで一気通貫で対応することが可能です。
高トルクの締付ツールのエアレス化、電動化を検討されているお客様がおられましたら、お気軽にご相談ください。